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とりあえず、
この『緋色の欠片』シリーズの『玉依姫』が、
『古事記』に登場する『玉依姫』と「同姓同名の別人」みたいな扱いになっている辺りからして、
そういう拘りが全く感じられないんだけれども(苦笑)。
『典薬寮』も、
本来の『典薬寮』とは全く以て意味が変わっている。
ネットとかで調べると、そもそも典薬寮は
「律令制により制定された機関で、宮内省に属する医療・調薬を担当する部署」
「典薬寮は宮廷官人への医療、医療関係者の養成および薬園等の管理を行った」
「朝廷の医療を掌握した。長官は典薬頭で、医師、針師、按摩師、呪禁師で構成されていた」
‥‥‥ などとある。
まぁ調べる以前から、『薬』って字を宛てている時点で、
何かしら医療にかかわる部署だと云うイメージを持っていたんだけれども。
当時は科学という概念がなかっただろうから、
病を治す手段として、祈祷だったり呪術だったり、
非科学的なものに解決策を見出すことに重点を置く部分はあって然るべきだとして。
一応『東洋医学』というものもあるし、
全て非科学的なものに頼っていた訳でもなかっただろうと思う。
でも、如来様や地蔵様に手を合わせるとか、神社へのお参りとか、
信仰心により快復を願うというコトは、
文化としては今でも決して廃れていないから繋がりはあるんだろうな。
さて、
『緋色の欠片』での『典薬寮』の定義は、公式サイトから文章を引っ張ってきた。
「何百年も前から、カミと人、カミとカミの間を調停、管理して来た国の機関のこと」
「オボレガミのように人にあだなすカミもいる。 放っておいて、後々禍根を残されるのは人もカミも望んではいない。そのために典薬寮は存在している」
うん、先刻まで考えていたのより、
ずっとやることがダイレクトだ(笑)。
カミと直接関わるなら、それとはまた別の組織・神祇院の方が近い気がするんだけどなぁ。
「もと、内務省の外局。1940年(昭和15)神社局より昇格、全国の神社を統括し神社制度の整備拡充をはかった」
と、ネットで調べたら出てきた。
これなら、
神社を統括するにあたり、その神社に祀られた神やそこにいるカミと人との間を ‥‥‥ という説明が成り立つ。
単純に名前だけで見ると、
別のゲームタイトルシリーズ『転生學園幻蒼録』『転生學園月光録』に登場する国の機関・『神祇庁』の方が、よっぽどしっくりくる。
あちらのシリーズではカミじゃなくて『天魔』だけど、概念的には大差ないっぽいし。
まぁ『名称』に拘ってもしょうがないことを承知の上で、
この『ヒスイノシズク』では『典薬寮』の組織図を少し変えています。
『緋色』にて芦屋 正隆が『典薬寮 土地神課 調整係』に所属していましたが、
『ヒスイ』で彼とほぼ同じ立場にいる疾風の所属は『典薬寮 神祇課 土地神調整係』としています。
以前は「土地神」の存在に重きを置き1つの課としてそれに関わる人員を多く割いていたのを、
現在は「神祇」に関わる事柄を、全て1つの課でまとめている感じ。
土地神調整係の他に、
土着の神でなく天つ神などに関わる調整を行う係が別にあったり、
そういった才能を持つ人間の発掘・育成に務める係があったり。
『ヒイロノカケラ』で寒名市は、
市民を住まわせる際に審査を行い個人の霊的な(?)情報を把握して、
守護者たちがその街に集まるよう画策していたし、
狗谷 志郎に至っては、そのために『守護者』として育てられた部分があるとか。
そういう窮屈で人工的な『管理』の体制を、
『ヒスイノシズク』でも踏襲したいなぁと思います。
他にも、
典薬寮には神祇課以外に、医療や薬に深く携わる課があって、
そこが、上記の「才能を持つ人間の発掘・育成」に関わっていたら、
典薬寮が「それっぽい」感じになるかと。
医療施設(総合病院)みたいなのがあったら、いいな。
あ、『ヒイロ』でも鴉取 駿の弟がいた病院が、そんな感じかな?
そう云えば、
同じく『寮』とつく昔の国の組織と云えば『陰陽寮』が思い浮かびますが、
『緋色の欠片』の典薬寮の人間に、陰陽道のエキスパートがいたなぁ。
『典薬寮』と『陰陽寮』は、それぞれ独立した部署なのか、
典薬寮の中に吸収された感じなのか、
(吸収って/笑)
まぁとにかく、
今回『ヒスイノシズク』には典薬寮に直接関わる守護者が2人いて、
それぞれ立場が違うので、
組織内部についても裏設定をきっちり創っておきましょう、と。
色々、考えてしまう訳です。