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当方で扱っている、二次創作の物語について管理人が語る場です。 まぁこんな辺鄙なトコのマニアックなおばちゃんの書いている物語なんて誰も読まないでしょうが、だからこそ好き勝手させていただきます(笑)。 目下、取り扱っている作品は大雑把に見て、 『東京魔人學園』シリーズ (『黄龍妖魔學園紀』含む) 『翡翠の雫~緋色の欠片2』 (『真・翡翠の雫~緋色の欠片2』含む) の2つです。 状況に応じて増えたり減ったりします(笑)。 2013.09.02
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前回の話題で、(こちら参照)
敵組織について考察していく、という内容に触れました。

この『緋色の欠片』シリーズは、
攻略対象のルートによって敵対する人や味方がゴロッと変わるが通例なので、
今回もそんな感じ。

第1作目『緋色の欠片』では、
基本的に敵は『ロゴス』と呼ばれる組織でしたが、
ここに『典薬寮』というお役所組織の思惑が絡んでいました。
ロゴスが分裂したり、
典薬寮が裏切りのような様子を見せたり、
ルート(シナリオ)によって生き残る人も様々。
第3作目『蒼黒の楔』は『緋色』の後日譚なので、
似たような感じかな。

第2作目『翡翠の雫』は、
基本的に敵は『豊玉姫が束ねる妖たちで、
それと封建的な『』が共謀するのは、ほぼ共通だったような。
『典薬寮』は常に味方で、
分裂するのは、どちらかと云うと守護者側
まぁ彼らの大半は巻き込まれ型なので、仕方ないのかもしれません。

第4作目『白華の檻』では、
舞台自体が『平安京』と『幽世』の真っ二つに分かれる上、
そもそもあまり『組織っていう感じがなかったような。
どのルートでも共通して暗躍している芦屋道満という人物がいますが、
守護者それぞれに「何かしら罪悪感を覚える人物」がいて、
そう云う意味では、守護者同士では殆ど絡みがなかったんですよね。

そして『ヒイロノカケラ』は分かりやすく、
役所組織『典薬寮』と宗教団体『天意百道』との対立。
主人公と見定める者だけが中立で、
それ以外の主要人物は基本的に全てどちらかに属している。
で、それぞれの中の一部が狂っていて敵になるけど、
それ以外の人(特に典薬寮)はずっと味方。

それらを踏まえて、
『ヒスイノシズク』での人物の関係と敵組織について考えてみましょうか。



 
まず、
1000年前の過去話『白華...』以外では全てに登場する、
典薬寮は必須。

(『白華』では典薬寮のできる経緯みたいな話が語られます)
未来の話で『ヒイロ』の世界と同じ、という設定なので、
典薬寮の立ち位置も同じ。
近代都市(未来都市)が舞台で、
その自治体の運営に深く関わっているのが典薬寮、みたいな。
で、
『豊玉姫』というカミを登場させるにあたって、
『緋色』と『ヒイロ』みたいな「パラレルの可能性が高い」といった曖昧なものではなく、
『緋色』と『白華』のように明確に繋がっている「未来の話」とする。
だから、
『ヒスイノシズク』に登場する豊玉姫は、
『翡翠の雫』『真・翡翠の雫』の豊玉姫と同一人物で当時の記憶があり、

憑依する女性が違うだけ。

ただ、『翡翠の雫』と『真・翡翠の雫』とでは、
人物相関図や各個人の基本的な思惑がかなり変わってくるので、
今回のこの物語を創った目的を踏まえて、
『真・翡翠の雫』の世界を引き継ぎます。

とすると、確実に登場していただかないといけないのが、羅門
目下、敵組織の名前を、『パトス』としているという話はしたけれど、
そもそも組織である必要性はない、というのは『翡翠』と『白華』で証明済み。
ただその場合、
攻略対象以外の主要キャラがどういう動きをするか、だなぁ。

ラスボスの設定は、下記の通り。

高遠 嘉月
→ 羅門と、羅門によって覚醒させられた豊玉姫
桂  鷹哉
→ 自発的(?)に覚醒した豊玉姫
石金 剛暁
→ 豊玉姫の力を悪用しようとした典薬寮の誰か
椋梨 疾風
→ 豊玉姫の力を悪用しようとした典薬寮の誰か
葉桐 康生
→ 典薬寮・豊玉姫以外の誰か
桂  鷲輔
→ 典薬寮・豊玉姫以外の誰か

うん、嘉月と鷹哉以外の投げ遣りな感じがなんとも(苦笑)。
基本構想が「豊玉姫の救済」なので、
主人公である「玉依姫による厄災の封印」については、あまり考えていないと云うか(おい)。
いや、考えていますよ?
剛暁ルートのラスボスは、『ヒイロ』の美保みたいなヤツ
‥‥‥ 逆に分かり易すぎる(笑)。
で、疾風ルートと剛暁ルート、ラスボスは立場は似てても別の人。
ちょうど、『ヒイロ』の鹿島と宗像みたいな感じでね。

羅門と同じく、『翡翠の雫』で敵側にいた弥勒みたいなヤツも出そうと考えています。
『緋色』に登場したドライみたく、マッドな人を想定して。
天蠱は、元々が壬生一族と確執を持った者なので、
壬生一族が関係ない以上、出す理由がないんだよなぁ ‥‥‥。

羅門が自分の目的を達成させるために呼び寄せたのが弥勒(仮)で、
ルートによっては弥勒(仮)が羅門を裏切って自分が ‥‥‥ というのなら、
『組織』でなくてもいいな、と。

『緋色』でアリアを裏切ったドライとか、色々暗躍している芦屋さんとか、
『白華』では守護者同士が殺し合って両方死ぬルートもあるし、
『翡翠』でも兄弟喧嘩とか三角関係のドロドロまがいとかもあるし、
味方が裏切ったり下剋上があったり、これは『緋色』シリーズでは定番かも。
この弥勒(仮)、鷹哉ルートにある「豊玉姫の自発的な目覚め」に関わってくるので、
外したくないんですよね。



さて、「基本構想が『豊玉姫の救済』」とか言っていますが、
『緋色の欠片』シリーズはあくまで「『玉依姫』と『守護者』の物語」です。
玉依姫による厄災の封印」が、『ヒスイノシズク』の中核。

ただ、
玉依姫の守護者を運命づけられた青年の中に、
 豊玉姫を救える人もいる」

それだけの話で、
いわばオマケのエピソード、後日譚です。
本編で救われるのは、羅門がラスボスの嘉月ルートだけ。
‥‥‥ というか、
ここで救われるのは豊玉姫でなく羅門、って気がせんでもないが(笑)。

まぁそんな感じで、
バックグラウンドをもう少し詰めていこうかなぁ、特に典薬寮
『ヒイロノカケラ』と同じ組織、でも違う自治体だと、どう変わってくるのか。
色々とね、これは考えているんですよ。
地方自治とか行政とか、そう云うの考えるの好きなもんで。

守護者のコトも、もう少し掘り下げていきたいなぁ。
うん、順番に、ね。
 
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