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当方で扱っている、二次創作の物語について管理人が語る場です。 まぁこんな辺鄙なトコのマニアックなおばちゃんの書いている物語なんて誰も読まないでしょうが、だからこそ好き勝手させていただきます(笑)。 目下、取り扱っている作品は大雑把に見て、 『東京魔人學園』シリーズ (『黄龍妖魔學園紀』含む) 『翡翠の雫~緋色の欠片2』 (『真・翡翠の雫~緋色の欠片2』含む) の2つです。 状況に応じて増えたり減ったりします(笑)。 2013.09.02
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とりあえず、『ヒスイノシズク』の舞台を、描写してみました。
舞台設定については、既に小説みたいな形で書き出しているので、
それのコピペというのが正しいですが(笑)。

前回の話で出た通り、
世界は『翡翠の雫』の登場人物と同一人物も登場する、
全く同じ現場の未来の話です。
だから、『翡翠の雫』の舞台となった綿津見村の未来予想図
それでいて、
『ヒイロノカケラ』の世界観も継いでいるので、
(『緋色』のキャラが助っ人として『翡翠』に登場した感じ)
『ヒイロ』のキャラが登場しても可笑しくない様な背景の。

ただ、全く同じでは面白くないので、
主人公が『自覚型』なのもあるし、
「周囲は都会化したけれど、ココだけなかなか整備が進まない」的な、
発展から取り残された場所という設定にしました。

こういう場所って、あると思うんですよ、現代にも。
むしろ、私が現在住んでいる場所がモデルです。
ちょうどこれを考えているとき、
私の住む市内で現実に連続殺人事件が起きて、
全国に名を知られたんですけれど、
それで、具体的なヴィジョンが浮かんできました。

事件があった場所は、高齢化が進み尽くした山の中のド田舎、
いわゆる『限界集落』というヤツです。
保守的な感じが、『翡翠の雫』の綿津見村と重なりました。
私の住んでいる土地はそこからずっと離れていて、
環境が全然違います。
同じ市内でも海沿いは、瀬戸内工業地域の中でも主要な都市、
山陽新幹線が通り、ひかり の停車駅もある拓けた地。
(それでも、人口とか様々な面で田舎ですけどね)
けど山沿いでは高齢化が進み、公共の交通機関の便が悪く、
携帯の電波が届かない、というのが珍しくない地域もザラにある。
(ネット上では特に「このご時世に?」と話題になってました)
そういう、「地理的には近いのに時代錯誤を感じる」部分がある、
そんな場所を、
『ヒスイノシズク』の舞台にしてみました。

下記は、冒頭で言った“コピペ”です。
 
 
 



 
 
主人公の住む深納市綿津見区は、かつては独立した自治体で、綿津見村と呼ばれていた。人口約2500人足らずの、小さな村だった。今から約20年前に周囲の市町村と合併し、この名になった。
形式上は吸収合併で『市』の一地区となったものの、日本海に面し残りの三方を山岳に囲まれている綿津見区は、相変わらず自然豊かな土地。地理的に隔離されたこの地区だけは、まるで時代の流れが止まっている様だった。
深納市自体は元来、この辺りでは中心的な役割を担う都市で、様々な公的機関や施設が集まっている。現在は、隣接する他の都市に比べると産業や技術、流行などあらゆる面において飛び抜けて発達している。特に情報産業においては、合併の数年前に誘致した企業のいくつかが大成功を収めた結果、ほぼ全ての分野で最先端をいっており、税収は平均を常に上回り経済的にも頗る潤っている。
そこに勤める者たちのベッドタウンとしての役割を期待されて、綿津見区は当初、その市町村合併の影響からか人口がおよそ2倍に増えた。だが、その盛り上がりも最初のうちだけだった。交通機関や情報伝達網など、インフラが思うほど整わなかったのだ。
元々綿津見村は、全国で1、2を争うほど高齢化や過疎化が進んだ地域。「モバイルの電波が届かない」などといった事も大袈裟な話でなく、しかしそれで不便を覚えるのは流行に敏感な数少ない若者だけだったから企業はいつも対策を後回しにした。そんな格差のある地域の底上げから、始めなければならなかったのである。
それに加え、当初は山を切り崩して道路を通すという話も出ていたが、気候や地質など本格的な調査をした結果を鑑みると不適、若しくは当初考えられた以上の整備が必要という専門家の意見が続出し、支出の割に効果が薄いとされてしまい、行政側は早々に開拓を断念した。
そういった流れに伴い、大型ショッピングモールの進出計画が頓挫したり、アパートやマンションを建設しても思うほど売れず次に進まなかったりで、実際には当時の合併推進派が予測し謳ったほど綿津見区は発展しなかった。市民にしてみれば、わざわざ山々を挟む綿津見区を頼らなくとも、他の区や都市の方が、実際にはずっと便が良かったのだ。
そんなことも予測できなかったのかと、世論は当時の行政担当者たちを悉く嘲笑った。事件にまでは至らなかったが、利権や金など裏の取引があったのでは、という噂まで流れた。実際、田舎独特の閉鎖的な雰囲気をもつ綿津見村は政の面でも保守的で、新しい物事を受け入れることに慣れていない。それだけ、合併当時の村の為政者が奇特だったとしか、今となっては言いようがない。
現在では、合併した頃に入ってきた者たちの子世代が都市部への流出し、区内の高齢化が再び懸念されている。
尤も、合併前とは違い、人が流れるといっても半数以上は深納市に留まるため、社会問題と言われるほどの話題にはなっていない。また、発展する周囲に取り残されたといった様相を呈しているものの、むしろ開発のために壊されかけた自然の産物がその力を取り戻しつつあり望ましい、とする市民の声があるほどだ。
世の中、意外と上手くできているものである。




‥‥‥ とまぁ、こんな感じ。
ちなみに、上記文章中の太字は『翡翠の雫 公式ヴィジュアルファンブック』の記載から一部引用。

 
『翡翠の雫』で村長が色々裏で動いていたけど、
『ヒイロノカケラ』でも市長が画策していたなぁ。
この2つの作品の共通点って、実はそこかもしれない。
地方自治体(というか、そこの首長)が、
その地方が独自に持つ『力』や『封印』について直接関与するあたり。

という訳で、上に登場した「
合併当時の村の為政者」に、
何かしら関わっていただこうか。
そうしよう。
 
 
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