二次創作ネタの倉庫ヒスイノシズク、キャラクター立ち位置考証。

当方で扱っている、二次創作の物語について管理人が語る場です。まぁこんな辺鄙なトコのマニアックなおばちゃんの書いている物語なんて誰も読まないでしょうが、だからこそ好き勝手させていただきます（笑）。目下、取り扱っている作品は大雑把に見て、『東京魔人學園』シリーズ（『黄龍妖魔學園紀』含む）『翡翠の雫～緋色の欠片２』（『真・翡翠の雫～緋色の欠片２』含む）の２つです。状況に応じて増えたり減ったりします（笑）。２０１３．０９．０２

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2024/11/24 (Sun)　04:29
Posted by 健露

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ヒスイノシズク、キャラクター立ち位置考証。

2013/09/09 (Mon)　01:26 ヒスイノシズク
Posted by 健露

『ヒスイノシズク』を本格的に脳内で創り始めて、実は１年以上になります（笑）。
その間、色々『古事記』についても調べていました。
前回の話にも出ましたが、『古事記』は、
ここのサイトのコンテンツの１つであるゲームタイトル『黄龍妖魔學園紀』のモチーフにもなっているので、
元々資料は沢山持っていましたし、調べることも全く苦になりませんでした。
というか、知識がどっちでも使えるって一石二鳥（笑）。

さて。まずは前提として、
『緋色の欠片』と『ヒイロノカケラ』の差異と、
『翡翠の雫』（以下『真・翡翠の雫』含む）と『ヒスイノシズク』の差異とを同じにしたい、
という考えがありまして。

例えば『玉依姫』と『守護者』の関係は、
『緋色の欠片』と『翡翠の雫』では大きく異なりますが、
『緋色の欠片』と『ヒイロノカケラ』では全く変わらないので、
『ヒスイノシズク』は『翡翠の雫』の関係を踏襲する、とか。
また時代背景は、
『緋色の欠片』と『翡翠の雫』は同じ世界観で１年違いの物語ですが、
『緋色の欠片』と比べたとき『ヒイロノカケラ』はパラレルに近い近未来なので、
『ヒスイノシズク』も『翡翠の雫』の近未来という設定。

‥‥‥ といった具合です。

そう云う訳で、考えている細かい設定は次のような感じで。

　
先ず、『緋色の欠片』シリーズの根幹は「玉依姫と彼女を守る守護者との物語」ですが、
『緋色の欠片』と『翡翠の雫』との最大の違いは、守護者。

『緋色の欠片』の守護者は『カミ』の血を受け継いでいる、いわば“人外”。
これは『ヒイロノカケラ』でも同じで、守護者たちは真に覚醒すると、
角が生えたり、獣耳や牙や尻尾が生えたり、肌に紋様が出てきたり、衣装が変わったりと、
かなりファンタジーな要素が出てきます。
『翡翠の雫』に人気が出なかったのは、
このファンタジー要素がなかったためだ、という言われ方もします。

『翡翠』の守護者は、あくまで人間。妖怪変化はしません。
では、どうやって玉依姫を守るのかと云うと、
彼らにはそれぞれ『宝具』と呼ばれる武器が継承され、それを用いて戦います。
彼ら自身に武術の心得がなくとも、宝具自身が戦い方を憶えていて、
勝手に動いてくれるらしい、という設定が、何だかご都合主義（苦笑）。
二刀小太刀、六角棍、槍、弓、投げ羽、独鈷杵の６種類が基本で、
それらに認められる事が、イコール守護者になるという、半ば強引な（笑）システム。
まぁ血縁も、本人らが自分で選べないという意味では、十分強引ですが。
そして真の守護者として覚醒したとき、宝具は翡翠色に輝き本来の力を発揮します。

「６種類が基本」と云ったのは、『翡翠』の隠しキャラの守護者が刀を持っていたから。
初代の守護者の１人が豊玉姫に捕えられた挙句に記憶を消され、
まるで洗脳されていたような形で豊玉姫側についていた、という奴が。
隠しキャラという意味では独鈷杵の持ち主も同じなんですが、
どうもイメージが分かれてしまうのは、きっと「宝具に認められる」という要素の有無。
刀の持ち主は、初代の守護者が洗脳されていただけなので、最初から持っていたんですよね。
独鈷杵は、後から出てきた隠しアイテムみたいな扱いでしたから。
まぁあくまで、シナリオ中では、ですけど。

あと、
『緋色の欠片』では、主人公である玉依姫が最初は何も知らない「巻き込まれ型主人公」で、
守護者は最初から自分の成すことを自覚しているのに対し、
『緋色の雫』は逆で、
玉依姫が最初から使命を粗方知っている「自覚型主人公」で、
むしろ守護者の方に巻き込まれたタイプが多い（中には自覚型もいますが）。
この辺りも、プレイヤーが感情移入しにくいという点で、
これも『緋色』と『翡翠』の評価を極端に分けた原因の１つらしいです。
実際に守護者側が、宝具に認められても「勝手に決めるな」的な反応があるシナリオもあって、
そこを玉依姫たる主人公がなんとか頑張って ‥‥‥ というストーリー展開になるのです。

で。
『ヒイロノカケラ』の守護者たちは、
『緋色の欠片』ほど血縁や因習、『カミ』の血に縛られていることはなく、
「守護者」という感覚は持ち合わせていない者が多かったものの、
異端の能力を持っていて、シナリオ開始時点である程度使いこなせていた「自覚型」が殆どでした。
対する玉依姫は、シナリオの半ばまで自覚なし。過去の話を聞いてもピンとこないが周囲は動いているという、典型的な「巻き込まれ型」。
その点で、『緋色』と『ヒイロ』を同じと見做せば、『翡翠』と『ヒスイ』を同じと見做し、
つまり玉依姫は血筋に縛られている「自覚型」、
守護者の大半はいきなり宝具に認められて戸惑う「巻き込まれ型」となります。
尤も、『翡翠の雫』の二刀小太刀の持ち主・重森晶が最初から「自覚型」だったように、
『ヒスイノシズク』でも「巻き込まれ型」でない奴がいる訳で、
その辺を、また今度まとめてみようかなぁと思います。
　
　

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